2015年12月31日木曜日

フェルデンクライス個人セッション

まだまだ続く予定だったお知らせが遅くなりました。

毎月フェルデンクライスのグループセッションを担当して下さっている
裕美先生が

フェルデンクライス個人セッション

の生徒役を引き受けて下さる方を募集しています。

私は個人セッションの経験が一度しかないので、内容を詳しく書けないのですが

グループでは裕美先生の言葉を頼りに自分で自分の動きを探していくのに対し、
個人セッションは自分で探す作業を裕美先生がやって下さる、といった感じでしょうか。。。

無料でやっていただけるようなので興味をお持ちの方、
裕美先生のblogをご覧下さい。

http://studiolesportes.blogspot.jp/

日時、場所は裕美先生と直接決めていただきますのでご希望の方は裕美先生のblogからメールをして下さい。
(勿論何か疑問や心配な事があったら私にご相談いただいても構いません)

私もお願いする予定でいます!!

フェルデンの紹介をしつつ、この前の舞台の事、身体について少し書きたかったのですが、難解で読みにくい長文になってしまったので、興味のない方はいつも通りスルーしていただくと共に私個人の考えを載せますので、ご覧いただく方に失礼があれば合わせてお詫び申し上げます。

私の回りに「帯状疱疹」を患い腕が上がらなくなった方がお二人います。

同じ時期に同じ症状の方が私の近くに二人もいる…
で、
考えてみました。
骨折(骨の怪我)や肉離れ(筋肉の怪我)をした訳ではないのになぜか動かない…
という事は帯状疱疹が神経(脳←→筋肉への「回路」)にダメージを与えたのではないか、、、。(私の勝手な考えで医学的に何の根拠もありません。悪しからず…)

フェルデンクライスは神経(動作する為の回路)を色々と繋げてくれると私は思っていますので裕美先生にうかがいました。

「こんな方のリハビリにフェルデンは有効か?(腕はあがるようになるか?)」

裕美先生は
「勿論お手伝いする事は可能だけど…」
とおっしゃった後
「でもそれだけじゃなくて、今の身体をベースにしてそこから新しい動きを探しだす事も出来るんじゃないかな」

!!!
私はこの言葉にとても感銘を受けました。


上がらない腕を無理に上げようとするのではなく、上がらない腕の中で新しい動きを見つける。

新しく増えた回路を駆使すればダメージを受けた回路を通らなくてもまた腕を上げる事が可能になるのかもしれない…?!

(すみません、これも私の勝手な妄想です)


バレエをやってきた私は上がらない脚をなるべく上がるように、苦手な動きを克服できるよう、たくさん回れるよう、高く跳べるよう、「出来ないことを出来るようにしよう」と頑張ってきました。その結果様々な動きを習得もしましたが、ぎっくり腰を繰り返し今では慢性腰痛持ち。
そうなれば今度は「腰を治そう」と痛くて辛い治療をはじめいろんな事をやってきましたがやっぱり腰は痛いままです。

腰痛や肩凝りが辛くて治療に行けばその瞬間は楽になりますが日常生活(私の場合はバレエのレッスンも含まれます)で同じ動作を同じ回路を使って繰り返すのですからまた元の辛い状態に戻るのは当たり前。

筋トレにも同じような事を感じます。

いくら筋肉をつけたってその筋肉をどんな時にどう使うのかという回路が通ってなければ実際の動きにうまく役立てられない気がします。もしくはその筋肉があるが為に他の動きを妨げる事すらありえそうな気がします。
ボディビルダーの方の筋肉が実際どんな時のどんな動きに役立っているのか、、
また、毎日バレエのレッスンをただひたすら受けていればバレエがメキメキ上達していくかというと…?です。


私はマッサージも筋トレも決して否定していませんし、ボディビルダーの「魅せる」筋肉も素敵だと思いますし、ただアンシェヌマンを覚えてひたすら動くだけのレッスンにもそれはそれで意味があると思います。

ただ、そこに神経という回路を増やしたり通したりする作業も取り入れる事でマッサージの効果が長く保たれたり、筋トレの効果や、バレエの上達なんかにも繋がりやすくなるではと思うのです。

一流のトレーナーさんやマッサージ師さんはその辺り理解されてるように思います。

それにしても回路が繋がる瞬間ってどんな感じなんでしょう…
ハイハイしていた赤ちゃんが急に立ち上がった瞬間とか?上がらなかった腕がその日いきなり上がるようになったりとかもあるのでしょうか。。
使わない回路は自分で気づけないようなゆっくりなスピードで衰えていったり、また逆に徐々に繋がっていったりするものなのか…

今お話ししている神経どうのこうの、というのは目に見えませんし、マッサージのように気持ち良さや、筋トレのような「やった感」を感じにくいでしょう。

話を戻せば、「腕を上げたい」のに、違う回路を増やす事ばかりだと、「これって腕を上げたい(腰痛や肩凝りを治したい)のに意味あるの?」
と思う事もあるかもしれません。


実際私もバレエや日常生活に今までのフェルデンが活かされてるなぁと思えた瞬間はまだありません。(もっとセッションの頻度を増やし、回数を重ねればそんな事もあるのかしら…)

でも!!
つい最近小さな小さな発見が2つあったんです。

一つはフェルデンのセッション内で、仰向けから頭を持ち上げる動き

一つはこの前の舞台で踊った自作自演作品の創作活動(練習)中に、
右腕を胸の前に出す動きで


どちらも何て事はない動きなんですが、

身体が勝手にやってしまったという感じで、確実に私の知っている自分の動かし方じゃなかったので、脳みその方が「えっ??今の動き何だ?!」となりました。

躍りの方は動画を撮っていたのでチェックすると、やはり見た目にも今までと全然違うので大変驚き、動画を分析し同じ動きを再現しようとするのですが、脳で考えて動かすと上手くいかない。

それからリハーサル(練習)を重ねていく間に、
その動きが何回も出てくる日もあれば、一回も出て来てこない日もあって、

出てきた日は動画を撮るのも見るのも止めてひたすら感覚だけで、全身を感じて練習するようにしました。


最終的に「あぁ、こういう事なのかな」

と自分なりに理解し、

創作バレエという事もあったのでその動きは本番に取り入れました。
それがお客様に気に入ってもらえたか、格好良く見えたか、バレエ的に正しかったのかはわかりません。


でもそれとは別に、私は自分という個体が不思議になり
そして何よりリハーサル(練習)が楽しかったんです。
「今日はあの動き出てきてくれるかな…!(ドキワク!)」

歳を重ね、踊れなくなった作品が出てきました。子供にやらせるような柔軟も出来ない事が増えてます。

でも、今、若いときには出来なかった、発想もなかったアームスの動きを使って躍りを楽しみました。20歳の時の私には出来なかった事。

100%フェルデンのお陰ではないかもしれません。

でも老いてく一方と思い込んでた自分の身体にまだ可能性があるのだと感じさせてくれたのはフェルデンのお陰だと思います。

皆さんの身体もまだまだ可能性を秘めているのでは…?
回路が増えたら痛みなくバレエが長く続けられたり、家事の身体への負担を少なく出来たりするかもしれない…??

話がかなり散らかってしまいましたが、

バレエをやらない人も、男の人でも受講可能ですので、気になった方は個人セッションの応募お待ちしております。

(最後に…)

一番最初のくだりに「私は個人セッションの経験が一度しかない」と書きました。

実は数年前に個人セッションを受けた時はフェルデンの良さが全くわからなかったんです。興味すら持てませんでした。
それからフェルデンに触れる事なく数年が経ち、、
その間に何が起きて今面白いと思えるかもよくわからないのですが、
そんな自分も不思議な謎の生物だなぁと楽しんでいます。

今興味のない方も、もしふと気になる時が来たらグループでも個人セッションでも好きな方を受けてみて下さい。
楽しく思えるには時期もあるのかもしれません。。。

いつでもお待ちしております。

本当に長文になりました。最後まで読んで下さった方、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

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