スタジオ概要

◎スタジオ 柏市明原1ー2ー4カプリコーンビル2F  柏エルモスタジオ
◎日時
月曜日11:15~12:45⇒初級
13:00~13:30→トウシューズ基礎
13:40~14:50⇒バリエーションWS
   
火曜日13:15~14:35⇒未経験初心者
14:40~16:10⇒中上級

金曜日11:15~12:45⇒基礎
13:00~13:30⇒トウシューズ
13:40~14:50⇒WS
フェルデンクライス、パ・ド・ドゥ、トウシューズバー&センターなど

◎料金
未経験、初心者クラス 800円~
バレエクラス(90分) 1100円~
    (110分) 1900円~
WS(70分) 1100円~


フェルデンクライス  1回 1500円
パ・ド・ドゥクラス  1回 4500円~

クラス紹介、その他詳細はブログページ内一番古い投稿から4番目まで(スタジオ概要)をご覧下さい。



2018年6月10日日曜日

7月のスケジュール&9月からのクラス

6月に入り雨が降ればジメジメ、晴れれば蒸し蒸し…皆さん汗をかく量が増えていると思います。熱中症に気をつけてレッスンして下さい。
7月のスケジュールをお知らせします。
発表会リハーサルの為、9月からのスケジュール変更も掲載しますので合わせてご確認下さい。不参加の方にはご迷惑をおかけしますがよろしくお願い申し上げます。
7月
全バレエクラス通常通り◎
☆金曜日WS  13:10~14:20☆
6日→パドドゥ
13日→フェルデンクライス
20日→トウシューズバリエーション
27日→トウシューズバー&センター 

9月~2019年2月
レッスンスケジュール
月曜日(今まで通り)
火曜日(今まで通り)
金曜日 
11:15〜12:45基礎クラス
※12:50〜13:10トウシューズ入門

(11月より隔週程度)
とさせていただきます。
●※金曜日のトウシューズ入門ex20分は男性ゲストのリハーサルがない日のみ開講します。月毎のスケジュールでご確認下さい。
●以前お知らせしましたが水曜日のクラスは8月で終了し、水曜日11:00〜13:00と金曜日13:15〜WSの時間を発表会出演者のリハーサル時間とさせていただきます。
●今後月曜日のバリエーションクラスも時間を短縮させていただく場合があります。その場合は料金を改訂します。また男性リハーサルの為休講となる場合があります。ご了承下さい。
●回数無制限のマンスリーチケットは9月から2月まで15000円とさせていただきます。 
●パ・ド・ドゥクラスは11月から3月まで休講となります。10月までは発表会不参加の方も受講していただけます。
発表会不参加の皆様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが9月以降もどうぞよろしくお願い致します。
お問い合わせ↓
tagaraballetcircle@gmail.com

今回の発表会で群舞作品としてナポリのタランテラに挑戦する事にしました。タランテラのみの出演も可能です。群舞なら…!と言う方は是非ご参加下さい。(タランテラの振り写しは11月頃からの予定ですので9月くらいまでにお声がけ下さい)フェルデンクライスの裕美先生やパ・ド・ドゥの加藤先生にもゲスト出演していただくのでお見本があって安心して踊っていただけると思います!
ナポリのタランテラ↓
https://youtu.be/12QISnvFlk0


さて、先月は「舞台に立つという事」について熱く語りました。今回は久々にフェルデンクライスについて語ります。(※発表会出演者は読んでくれると嬉しいです。そしてちょっと厳しい事を言いますがお許しを。。。そして相変わらず長いです。ごめんなさい。)
発表会の申込書が徐々に集まってきています。その際、「痛い所があって不安ですが頑張ります」というお言葉を添えて提出される方が多く私は今からとても心配しています。
このサークルだけでなくバレエの発表会と言えば、誰かが怪我をしたり、痛みを感じる人が出てくるのが普通です。もう当たり前のような気さえしてきます。
いつも言うようにバレエはナチュラルじゃありません。背骨を引っ張り骨盤を垂直に立て、普段前を向いている膝と爪先は外側に向け脚全体が常に外旋…地球の重力に逆らい跳んだり回ったり爪先で立ったり…
発表会に出るという事はそれをいつも以上に長い時間、更に同じ動き(右回りなら右回りのみ)を半年に渡り何回も何回も繰り返し練習するのですから今痛くない人でも痛くなる可能性があるのはおわかりかと思います。(今すでに痛い人は何とか乗り切れると思っていたら見通しが甘いと思います)

ケアをして下さい。何でもいいです。でも、効果が期待できるケアを、リハーサルの始まる前の「今から」やって下さい。

ここからフェルデンクライスの話しになりますが
私はバレエの後セッションを受けるとバレエを生業としている人間からただの人間に戻るのを感じます。引き上げて軽く感じた身体はちゃんと重みのある物体にリセットされます。
マッサージ、鍼、電気治療、ピラティスのようなトレーニングなんかもでも痛みが無くなり快適に動けるようにならそれでいいです。大丈夫です。
ただ、今回痛みの相談があった方々の不具合はもう皆さんの一部になってしまっていて日常生活から見直さないと治療に行っても堂々巡りな感じを受けます。

いつも皆さんにお話ししていますが私の10年以上続いたひどい腰痛を治してくれたのがフェルデンクライスメソッドでした。(今回は【痛み】がテーマなのでその時の事をお話しします。)
もう少し丁寧な言い方をすると「治してくれた」ではなく、(今でもたまに軽い)腰痛になるのですが次の日にはなぜか自然にリセットされて今に至るという状況です。(この1年フェルデンクライスをまともに受けれずいつ腰痛が再発するかビクビクしていましたが、もう腰痛に関しては私の身体はだいぶ解決した模様です。)
よく「冴子先生は身体の事がわかるからフェルデンをやっても色々理解できるし感じれるんでしょう?」と言われます。
でも、私は自分の日常生活(立ち方、座り方、歩き方、ましてや寝相や寝返りの仕方)が変わったなんて全く気付いておりません。それどころかもしかしたら何も変わってない可能性すらあります。なぜあの痛みが消えたのか、一体身体に何が起きているのか説明ができません。

ただ一つこれがきっかけだったかなと思うのは立ち方の癖には気づかされました。これも正確に言うと立ち方の癖には元々気付いていたのですがそれを止める術を知りませんでした。(止める理由も全くありませんでしたし…)
具体的に言うと私はお尻に力を入れることで立っていました。その時のセッションで余計な力が入っているところがないか指示に従って立ちながら確認作業をしていた所お尻の頑張りを思い出し、その力を抜いた瞬間、膝から崩れ落ちそうになり思わず両手を床についてしまったのです。他の部分が立つことにほとんど協力していないその事実はとても衝撃でした。『お尻』への気付きがあった次の日私の『腰痛』はなくなっていました。
その後は痛い日もあれば痛くない日もあったりでしたが徐々に気になる日が減り、いつの間にか忘れていました…。1回1500円のセッションを月1回受け始めてから1年経ってなかったと記憶しています。 
上記の体験は私が人生初めてのグループセッションを受けた時の事ですが、それ以降このような衝撃的な体験や気付きはありません。  『習得した!』『わかった!』という感覚もありません。
というか一体これは何の役に、いつどんな動きの為になるのか、結果ありきの考え方はしません。考えてもわからないし、私は自分の知らない未知の世界に行きたいのに自分の狭い脳みそでぐちゃぐちゃ考えて結論をだしたらそれ以上外の世界には行けないから。
だからカロリー消費0みたいな何をやっているのかよくわからないこのメソッド(実際は神経と脳と身体へ毎回毎回違う方面からいろんなアプローチをしているようなのですが)を信じてフワッとした感じで(?)毎回楽しんでいます。
でもその結果私の腰痛はなくなったし、エカルテの脚のあげ方が自然と変わっていて気付いた時には以前より楽に高く上がるようになっていたし、身体の引き上げ方ももう一つ踏み込んだ所を感じるようになりました。別に一生「脚をあげるのは大変」と思っていても全く問題はないのですが、必死にバレエだけをやっていてもわからなかった快適さがそこにありました。

癖を直すのは至難の業です。バレエでそれをやろうとするとかなりの覚悟と苦行(時には痛み)を伴います。私がフェルデンクライスを好きな理由の一つはその癖を自分の一部として決して否定することなくその上で自分の快適さを探せる所です。先程も言いましたがやはり私の腰が弱いのは事実です。無茶をすれば張るときもあります。でも気付かないうちに習得したであろう動きが、痛みがこれ以上ひどくならない方向へ自然と近づけてくれます。

車で目的地に行くまで普段使う道が通行止めになっても違う道を知っていれば目的地にたどり着けます。その道が一本道だった場合立ち往生して立ち尽くす事しかできません。たくさんの神経という道を開通させておけば不要な怪我を防いだり、痛みを助長させるような動きを回避できるかもしれない。さらに道が開通すればするほどたくさんの場所に行くことが可能になります。
治療は通行止めの道路をなんとか開通しようと頑張ってはくれるでしょう。それも大切で必要なことです。でも工事をしてもらっている間、車の中でぼーとしてるのではなく自分でも何か出来ることがあるのではと思います。
ちなみに最近ヨガスクールで怪我人続出というニュースを見ましたがフェルデンクライスは身体に悪い事はおきません。すでに痛みのある人も安心して受けて下さい。ただ受け方のコツがありますので状況をお知らせ下さい。実際腰痛のひどい時の私は仰向けに寝る事もできなかったのでセッションのほとんどを一人横向きに寝て指示された動きを想像するだけ…なんて時もありました。それなのに次の日痛みがかなり軽減していたのは人生で3本の指に入る不思議体験でした。(痛いのを我慢してやった事もありましたがいい事何もなかったです。)

熱く語りましたが私は私の辛い経験を皆と共有したくありません。痛みに顔を歪ませながら踊る自分のDVDを見てこの記事を書く事にしました。
何度も言いますが皆様がこれ!と思うケアの方法があれば何でもいいのです。(家でぐうたら寝る!というのも本気で意味のあることだと思ってます。)それにどのメソッドも(バレエも)興味を持っていつも新鮮な気持ちでやらなければ何の発見も収穫も上達もないです。フェルデンクライスも同じなので、決して強制はしません。
でも私はサークルの主宰として皆様の身体を酷使させるだけでなく守る為の機会も提供し続けます。
勿論舞台に立たない人もどうぞ…!サークルには痛みや不快感が日常な方、結構いらっしゃいますが諦めるのは早いと思います。あと頭が悪くて…と言われる方もたまにいらっしゃいますが理解能力の向上も望めます。(アンシェヌマンの覚えが悪い、手本を真似てるつもりが奇妙な動き、右だと言ってるのに左。これ、バレエだから笑えますが実生活でやったら大怪我大事故につながりますよ。大変失礼ですが高齢者の運転と同じです)小さな小さな動きですが指示の通り正しく動く、これ本当〜に奥が深いです。

自分に興味を持ちこのセッションを受ける事は質のいい生活にもつながります。

ちなみに痛みのなくなった私の腰がめちゃくちゃ良く動くかと言うとそうではなく(笑)痛みの無くなった部分が気持ちよく自由に動けるようになるのが次の私の目標であり楽しみでもあります。私もようやくスタート地点に立ったばかりです。

次回は来週、6月15日!!!ご興味ある方、スタジオでお待ちしております。

2018年6月1日金曜日

観劇日記

久々に観劇日記をアップ。
先日とある発表会におじゃまして久々に客席からバレエを見ました。

私は発表会を鑑賞するのが好きです。
お金を払って観る舞台にはそれなりのものを求めますが、発表会は素直にその人(知らない人でも)の「頑張り」に拍手ができるし一緒に手に汗握ったり悔しがったり緊張しながら楽しませてもらっています。

率直な感想。舞台は取り繕う事が出来ない世界で稽古をしているかしてないか、その作品にどれだけ真摯に向き合ったかが一目瞭然でした。

一生懸命頑張ってきたって失敗しちゃう時も舞台は多々あります。でも私はその努力に盛大な拍手を送ります。心から拍手したい。この悔しさをバネに次回また頑張るのだ!とエールを込めて!(この前のサッカーワールドカップのようです(笑))(ちなみにプロダンサーのありえない失敗には拍手はしません。悪しからず…)

そして「その人」そのモノが踊りには出るのだという事も痛感しました。
一人とても良い踊りをした子がいました。
私は数年前の彼女を知っていて勿論踊り自体大人っぽくなったなと思いましたがそれより「人間としての成長」と「バレエに真摯に向き合う姿勢」が滲み出ていて深みのある踊りにとてもいい印象を持ちました。
聞いたらこの春からとあるバレエ団のジュニアカンパニーに行きだしたんですって。
バレエに触れる時間が増えたのは勿論ですが、そこでテクニックを付けて自信満々になったというより、
毎日自分より上手で綺麗な仲間(ライバル)に囲まれている状況で自分の実力を感じそれでも大好きなバレエに自分なりに向き合っているといった雰囲気で。シンプルにバレエが好きという気持ちと自信のなさと毎日バレエに費やす時間が増えた事で出てくる自信とちぐはぐな感じがなんとも魅力的で若い可能性を感じる踊りでした。
本人に感想を言いに楽屋へ訪れようとしたら、先に私を見つけ挨拶をしに寄ってきてくれたのですが「おはようございます!」の一言で「あ、やっぱりこの子何かが劇的に変わってる」と感じました。人ってオーラに出ますね…

男性ゲストも若い方からベテラン、大先生まで8人(!!)も出演されていてそれぞれに個性がありすっかり楽しんでしまいました。が、人を幸せにさせる踊りって何ですかね。凄い技を見せて下さる方もいましたが残念ながらその方より、お一人とても幸せな気持ちにさせてくれた方の印象が強くて(勿論そのダンサーもテクニシャンです!)その差は何なのかずっと考えています。
いつかわかったら観劇日記にアップします。

それに繋がるかどうか、近々8月のスケジュールとまたまたバレエについて熱く語った文章をアップします!

今回は雑談のみにお付き合い下さりありがとうございました。皆様またスタジオで!